年年歳歳

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地方にビジネスチャンスが

2014/12/14 | 年年歳歳

新しい会社をつくる、新規事業をスタートするというと、都会のIT産業の話で地方に住む私たちには関係ないと勝手に思い込みがちであるが、環境の変化により地方に新しいビジネスの芽が生まれてきているのではと思っている。食の安全や健康志向の高まりで国産の農産品が注目されてきた。海外からのお客様も京都や東京だけでなく、日本の原風景を求めて地方に足をのばし出した。富裕層の消費性向も名より実が基準となり、高い技術力を誇る商品であれば有名ブランドでなくても売れる時代になってきた。インターネットの普及で、情報発信から販売までどこに住んでいても出来るようになってきて、農家の奥さんが丹精込めて作ったジャムが1個からでも販売できる時代がやってきたのだ。
 「コウノトリ育むお米」は農薬や化学肥料にたよることなく栽培する高い品質が評価され国内はもちろん海外でも高い値段で取引されるようになった。圧倒的な商品開発力を誇る豊岡鞄(かばん)も、業界の人が知っている豊岡鞄から、誰でも聞けばその価値がわかる豊岡鞄に変わりつつある。浴衣で外湯巡りをする城崎温泉はミシュランガイドをはじめ海外から高い評価を受け日本を代表する温泉地として認知されてきている。自分たちの仕事を真面目にコツコツやってきたことが評価されて、ちょっとしたきっかけで大きなビジネスにつながる地盤が出来てきたのだ。
 養父市が農業分野で国家戦略特区に認定されたことをきっかけに「但馬・養父6次産業化支援ファンド」が設立された。農業・水産業など第1次産業が食品加工(第2次産業)や流通・販売(第3次産業)にも主体的・総合的にかかわっていき付加価値を高めること(6次産業化)により、新商品が生まれるのではと楽しみにしている。松葉蟹(がに)、但馬牛はすでに全国区だが、他にも全国で売れるだけの商品力のある産品はいっぱいある。自分たちが思っている以上に豊岡は大きな可能性を秘めている。
 ただ今までと同じ見方をしているだけではせっかくのビジネスチャンスを逃してしまう。他業界の人と一緒に、または他地域の人と一緒に考えることにより自分たちの商品が持っている本当の価値に気が付くかもしれない。今なら国や行政のバックアップもあるのだから、思いきってチャレンジしてビジネスチャンスをつかんで欲しい。何より自分たちの商品や地域に自信を持ち本当の価値に気付くことが一番大切かもしれない。

アーティスト・イン・レジデンス

2014/10/26 | 年年歳歳

今年4月、豊岡・城崎温泉に城崎国際アートセンターがオープンした。城崎国際アートセンターは日本最大級のアーティスト・イン・レジデンスの施設で、国内外のアーティストが数週間滞在し地域とかかわりあいながら作品を創りあげる。六つのスタジオと1000人収容出来る大ホール、そして28名までアーティストが滞在できる宿泊施設を併設している。
 城崎国際アートセンターが出来たことにより、文学と温泉のまち「城崎」に新たにアートという切り口が生まれ集客において大きなプラスになることはもちろんだが、国内外のアーティストが滞在している間、住民が彼らと直接触れ合うことが出来ることも大きな魅力だ。
 9月にはフランスからイレーヌ・ジャコブさんをはじめ4人の俳優さん、そして劇作家で演出家の平田オリザさんをはじめ多くの日本人のスタッフが1カ月間、城崎温泉に滞在され演劇「アンドロイド版『変身』」を完成された。
 イレーヌさんはカンヌ国際映画祭で主演女優賞をとった大物女優だし、日本のスタッフにはアンドロイドを動かすためのエンジニアもおられ、普段城崎では接することが出来ない人たちとの出会いは驚きと発見にあふれている。食事は口にあうだろうか、滞在中退屈されないかなと心配していたが、食事も大変気に入られ、城崎の町並みや温泉も大好きになってもらえたようだ。イレーヌさんは「日本に来て城崎に来ないなんて考えられないわ」と取材の際には語って頂いており今では立派な観光大使だ。稽古(けいこ)で煮詰まった時に温泉に入るとリフレッシュ出来ると日に何回も温泉に入られたそうで、温泉のおかげでこの演劇は完成したと平田さんも喜んでおられた。
 滞在中に平田さんが子供たちや市役所の職員相手にワークショップを開催してくださったり、アンドロイドを動かすところを理系の学生が見学出来たり、ウエルカムパーティーでご一緒したり。アーティストが城崎に滞在され私たちと触れ合ってもらうことで多くの人が刺激を受けている。『変身』の初演も見せてもらったが、その完成度は素晴らしく世界に誇れる演劇が城崎で形になり、世界で公演されると思うと大変誇らしい。
 今はイギリスからダンスカンパニーの主催者であるルカ・シルヴェストリーニさんが2週間滞在され来年6月に上演される作品のためのリサーチで「コミュニティダンス体験ワークショップ」を開催されている。城崎だんじり祭りの一体感に驚き、湯けむり太鼓やオンセンジャーとも交流し公演に向けて構想を練っておられるところだ。ルカさんにとっても城崎での滞在は刺激的なようだが、受け入れる私たちにとっても本当に貴重な体験だ。

但馬麦酒祭り2014in城崎温泉を開催します

2014/09/14 | 年年歳歳

10月18、19の両日、豊岡・城崎温泉の城崎駅通り公園で、但馬初のビアフェスティバル「但馬麦酒(ビール)祭り2014in城崎温泉」を開催します。地元の城崎ビール、出石城山ビールをはじめ10社を超えるブルワリーが参加予定です。ビールの飲み比べをしながら、日本海の新鮮な魚介類や但馬牛も一緒に楽しんでいただけるように企画していますので、ビールと温泉にどっぷりつかっていただきたいと思います。
 都会でビアフェスティバルを開催すると数万人のお客様が集まるとても大きなイベントになります。城崎で開催しても都会ほど多くの人は集まらないかもしれませんが、城崎ならではのビアフェスティバルが出来るのではと実行委員会で知恵を出し合いました。
 「熱い温泉と冷たいビール&但馬の食にどっぷりつかって下さい」が基本テーマです。1人でも多くの観光客の方に来ていただきたいので、10月17日から始まる第2回「城崎温泉泊覧会」のオープニングイベントとしてプログラムに組み込んでもらいました。地元の人にも楽しんでいただきたいので開催時間はJRで来て帰れる時間に設定しました。10月18日は午後3~10時。19日は午前11時~午後4時です。
 ブルワリーさんが城崎まで来てくれるか心配しましたが、お声かけすると城崎温泉でやるならと、遠くからも来てくれることになりました。城崎温泉駅通り振興会にもご協力をお願いしました。地元の商店と一緒になってイベントをもりあげることが出来ればと思っています。
 チラシやフェイスブックページも出来、前売り券の発売を開始しました。前売り券はいずれも税込みで5杯券が2400円、10杯券が4300円で専用プラカップとオリジナルタオルがついています。「城崎温泉泊覧会」ホームページ(http://kinosaki-onpaku.jp/)から近く前売り券の予約が出来ます。城崎温泉泊覧会は他にも魅力的な体験プログラムがたくさんありますのでぜひ、ご覧くださいね。
 1回目の麦酒祭りは城崎で開催しますが、竹野や出石、神鍋など但馬で2回目、3回目が出来れば、という思いで但馬麦酒祭りと名付けています。地ビールと一緒に但馬の魅力を発信したい、それが実行委員会の思いです。当日ボランティアも募集していますので一緒にイベントを盛り上げたいという方は実行委員会にお声掛けください。但馬麦酒祭り2014in城崎温泉をお楽しみください。

夏真っ盛り、海水浴は竹野浜へ

2014/07/27 | 年年歳歳

いよいよ梅雨が明け、暑い夏がやってきた。城崎温泉では今年も夏物語と題し、8月24日まで毎日催し物が行われ、平日には午後9時から花火が上がる。浴衣で外湯巡りもいいが、夏には海水浴というお客様には城崎温泉から車で20分の竹野浜海水浴場がおすすめだ。7月1日の海開きにも行ってきたが、改めて海の美しさにびっくり。「日本の渚100選」にも選ばれた竹野浜は透明度が高く、砂浜もとても奇麗だ。青井浜ワンワンビーチでは犬と一緒に泳ぐこともできる。
 昔から多くの人に愛されている竹野浜だが近年新しい魅力が生まれてきている。山陰海岸ジオパークに認定されている海岸線はいろんな表情を見せるが、レンタサイクルで海岸線を巡ってみるのはいかがだろうか。観光協会でレンタサイクルを借りて、はさかり岩や竹野スノーケルセンター、弁天浜などを回ることができる。車ならあっという間で海岸線を走り抜けるが、自転車なら潮の香りを楽しみながら、ジオパークを五感で楽しむことができる。ミシュランのスポーツサイクルもレンタサイクルに加わったので、本格的に走りたい人にはこちらがおすすめだ。
 兵庫県最北端に位置する猫崎半島まで歩いていけるようにウオーキングコースも整備された。片道40分でかなりの山道なので、ビーチサンダルでちょっとウオーキングというコースではないが、猫崎半島から見る景色は絶景だ。夏以外のシーズンにも楽しんでもらえるだろう。
 私はまだ体験できていないが、ぜひやってみたいのがジオカヌー。ジオカヌーとは「山陰海岸ジオパーク竹野エリアをシーカヤックで巡る冒険ツーリング」のことだ。既に体験した人の写真を見て、その美しさには驚くばかり。現在五つの事業所でジオカヌーを体験できる。コースもいろいろあり、早朝や夕方に楽しめるコースも。世界や沖縄にも負けない美しさ、山陰海岸の多様性をぜひ、ジオカヌーで体験してほしい。

城崎オンパクで見つけた城崎の可能性

2014/06/15 | 年年歳歳

第1回城崎温泉泊覧会(城崎オンパク)が6月8日に無事終了した。若旦那BARでは浴衣姿のお客様があふれ、但馬クラフトカフェには毎日通う地元の女性の姿が。早朝のジオカヌーでは本当に美しい海に感動し、温泉街では一眼レフのデジカメを持ったカメラ好きがプロから撮影を教わる。外湯でピラティスやお寺でヨガも楽しめる。53のプログラムをとても紹介しきれないが、どのプログラムにも共通しているのは参加者と迎える側のパートナーの距離が近いこと。参加者の方からはもちろん、パートナーからもやって良かった、次回も参加したいという声が聞け、新しい城崎の可能性をみいだすことが出来た城崎オンパクとなった。
 私にとっても以前から知っていたはずの城崎に、こんな魅力があったんだと驚きの1カ月間でした。良く知っていたあの人の隠れた実力を知ったイベントでもありました。その魅力を発掘してくれたのは、毎日遅くまで頑張ってくれた事務局と女性比率の高い実行委員。彼女(彼)たちが先例にとらわれず、お客様目線で自分たちが楽しいと思うことをプログラムに落とし込んでいったことで新しい城崎が表舞台にあらわれた。
 今回は第1回目ということもあり、観光客より地元客の参加が多かったけれども、地元のお客様も城崎オンパクを通して新しい城崎を知り、好きになってくれたのではと思う。開催期間中は毎日フェイスブック上では楽しそうな投稿があふれ、自然なかたちで多くの人に魅力が伝わったのではないだろうか。城崎だけでなく、豊岡、但馬のプログラムもあり一緒に参画したことでお互いの距離も縮まったことだろう。旅行社からも自社のツアーに城崎オンパクのプログラムを使わせてほしいと多くの依頼が来ている。新聞やテレビに数多く取り上げていただいたのも、その切り口が新鮮だったからだろうと思われる。
 秋には第2回の城崎オンパクを開催予定。2回目はプログラムの中身もブラッシュアップされ、もっと数も増えるに違いない。そして、いくつかのプログラムは城崎オンパクの期間だけでなく、いつでも参加できる商品として定着化していくのではと思う。男性中心では見えてこなかった城崎の魅力。城崎オンパクがあったからこそ思い描くことができる可能性に心が躍る。

続々オープン、豊岡に新名所!

2014/04/27 | 年年歳歳

豊岡の市街地に今月18日、菓子の販売とホテル・レストラン・バーを備えた交流施設「豊岡1925」がオープンしました。19日には豊岡産鞄(かばん)のショップ販売、パーツ専門店、かばんスクールを兼ね備えた「Toyooka KABAN Artisan Avenue(トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー)」もオープン。続く20日は「神鍋温泉ゆとろぎ」がリニューアルオープン。そして26日には城崎温泉に「城崎国際アートセンター」がオープン。いずれも数年かけて準備してきたビッグプロジェクト。豊岡が大きく変わろうとしています。
 「菓子祭前日祭」のあった今月19日、ミシュランのスポーツ型自転車を日本ではじめてレンタサイクルとして導入する記者発表があり、豊岡市役所を訪れましたが、まちはすごい活気でした。晴天の中、市役所新庁舎のグランドオープンがあり、菓子祭前日祭も大変なにぎわいをみせていました。
 「豊岡1925」はすごい人で、ゆっくり見て回れないほど。その後、「Toyooka KABAN Artisan Avenue」にもお邪魔しましたが、建物・展示とも大変素晴らしく、カバンの街の新しいシンボルとなることでしょう。どちらも最初の企画から関わってきた人たちと仲良くさせていただいており、オープンまでの苦労もわかるだけに本当に誇らしく、うれしい日となりました。何よりいいなと思ったのはまちから熱気が伝わってきたこと。行政、民間問わず、関わってこられた人たちの熱い思いが私たちにも感じられ、まちにポジティブな感情が渦巻いていたように思います。
 豊岡に住む若者たちにとっても、自分たちのまちを見直すきっかけになるかもしれません。何故これだけの施設がオープンしたのか。それによってまちはどう変わろうとしているのかを知れば、自分の将来についても新しいビジョンを描けるかもしれません。観光産業にとってももちろんありがたいこと。今までとは違う観光ルートが出来るし、交流人口も増えることでしょう。豊岡市内での観光面での連携もますます強くなっていくと思います。新名所のオープンを内外に発信し豊岡ってなんか面白いねと思ってもらえる人が増えてくれば、当初の想定以上の反応があるかもしれません。将来振り返った時に、箱物ばかり作ってと言われるか、素晴らしいきっかけとなったと言われるかは、私たち住民がどう活用していくかによって大きく変わってくることでしょう。

大きく様変わりする宿泊予約

2014/03/16 | 年年歳歳

皆さんは旅館をどのように予約されているだろうか。旅行代理店の窓口で申し込んだり、雑誌やパンフレットを見て宿に直接電話される方ももちろんおられると思うが、インターネット経由で申し込まれるお客様がどんどん増えてきていると感じている。
 インターネットでは写真も多数掲載されているし、口コミを見ることも出来る。プランの詳細を確認しながら値段、特典もチェックして予約出来るので、これから予約の中心はインターネット経由となっていくだろう。
 インターネット上で宿泊予約するサイトも各社工夫を凝らしている。お客様や旅館にとって使いやすいシステムを構築し、検索の時に少しでも上位にくるよう工夫を凝らすのはもちろんだが、ポイント活用もどこのサイトを使うかの差別化につながっている。
 楽天トラベルでは楽天市場で買い物をしたポイントを使えるし、宿泊によりポイントをためることも出来る。楽天カードも利用者が増えてきている。じゃらんnetも宿泊のポイントをリクルートポイントとして使用できる。まさに企業としてどう取り組んでいくかを問われる時代になっている。航空会社のマイレージやTポイントをためたり使ったり出来る旅館も増えてきた。
 そういった中、Yahoo!トラベルが宿泊システム利用料を無料化すると発表した。Yahoo!ショッピングも出店料無料化を打ち出しており、グループの動向が宿泊サイトの動向にも大きな変化を与えそうだ。今まで旅行代理店もじゃらんnetや楽天トラベルも手数料でビジネスをしてきたが、それを根底から覆すチャレンジだ。どこがシェアを拡大していくかは分からないが、こういう競争は大いに歓迎したいと思っている。必ずお客様にとってプラスになる変化をもたらすと確信しているからだ。

「城崎オンパク」を開催します

2014/02/09 | 年年歳歳

「第1回城崎温泉泊覧会」(城崎オンパク)を5月8日から1カ月間開催することになり、城崎温泉観光協会を事務局に準備を進めています。
 温泉泊覧会と言っても初めて耳にされる方がほとんどでしょう。城崎温泉の新たなファン作りのために、それぞれの旅館や商店が体験型の面白いプログラムを考え、好評であれば日常のプランに取り入れ、城崎温泉全体の魅力をアップしていこうという取り組みです。現在、城崎オンパクに関わっているスタッフと参加希望の人でプランを練ったり、写真撮影したり、楽しみながら取り組んでいるところです。
 事前説明会を開催した時も、思っていた以上に多くの方が参加されました。スタッフに女性が多く参加してくれたこともいい影響を及ぼしています。今まで城崎でイベントをやるとどうしてもほとんど男性で似たメンバーになることが多かったのですが、今回はスタッフ、参加者とも新しい顔ぶれが多く、今までにない発想が多く出てきています。
 打ち合わせをしていてもお客様視点で自由な意見がどんどん出てくるので、当初よりイキイキした企画に生まれ変わるものも多く、城崎の新しい魅力が発掘できる予感を抱かせてくれます。お寺で精進料理が食べたいという意見から「和尚に学ぶ胡麻(ごま)豆腐」というプログラムが生まれたり、プロのカメラマンに一眼レフの技術を学べたり、老舗の和菓子屋さんでお菓子作りを楽しめたり、外国人のお客様に夜の城崎ナイトツアーをやってみようなど、今までになかったプランがどんどん生まれてきています。当方としても4種類の地ビールを飲み比べながらビールの奥深い魅力を知ってもらおうと頭をひねっているところです。
 城崎オンパクは自分の商売や趣味などを活(い)かしながらプログラムを考えることが出来るのが今までのまちづくりのイベントと違うところかもしれません。現在、50を超えるプログラムが上がってきており、まち全体で考えると大きな魅力となると思います。周辺の地域のプログラムも増えてくれば、観光地の連携という意味でも役に立つでしょう。
 一生懸命プログラムを練っても、実際にお客様に受け入れられるかどうかはやってみないとわかりません。そういう意味では城崎オンパクは最高のテストマーケティングの場でもあります。城崎オンパクを経験し、お客様の意見を取り入れながらよりいいものにしていけばそのお店も繁盛するし、城崎のファンも増えることでしょう。城崎オンパクの期間中だけお客様が来られるのではなく、また行ってみたいと思ってもらえれば本当に素晴らしいことです。
 これからが本番なのでみんなで力を合わせ、お客様が少しでも喜んでいただけるものを作り上げていきたいと思っています。

Toyooka KABAN Artisan Avenue

2013/12/08 | 年年歳歳

豊岡は1000年の歴史を誇る(かばん)の街である。現在でも国産鞄の7割以上を製造し、鞄関連企業が大小あわせると180社以上もある。まさしく豊岡の誇る地場産業であり、豊岡は日本一の鞄の街と言えるだろう。その鞄の街豊岡で新たなプロジェクトがスタートした。その名は「Toyooka KABAN Artisan Avenue」(トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー)である。
 CAD(コンピューター利用設計システム)・CAM(コンピューター利用製造システム)を使ってのデザイン、工業用ミシンを使っての縫製作業、手縫いの技術、厳しい検品作業、多岐にわたる材料の調達など鞄を作るためには多くの技術や職人の技が必要だ。鞄の街豊岡には鞄作りに関する技術・ノウハウがどこよりも蓄積している。
 一方で鞄業界の中では圧倒的な知名度を誇る豊岡もOEM(相手先ブランドによる受託生産)の比率が高いため、一般の人にはあまり知られていない。その技術力、商品開発力を継承しますます発展していくためには、技術者の採用や育成、企業人育成、産地としてのPRも必要となってくる。
 そこで鞄を活(い)かしたまちづくり事業として「Toyooka KABAN Artisan Avenue」が豊岡まちづくり株式会社を中心に豊岡市などのバックアップのもとスタートした。
 豊岡市内中心部の宵田商店街(カバンストリート)に3階建ての鞄の館を来年の4月にオープンさせるのだ。1階はかばんショップ、1・5階はセレクトカバンショップとして豊岡産鞄のショールームとなる。2階はパーツショップとして産地ならではのパーツ商材やキット商材を販売する。そして3階は「Toyooka KABAN Artisan School」となる。
 「Toyooka KABAN Artisan School」は、鞄のクリエーターや経営者を育てるため、日本で初めて鞄業界がバックアップする専門校である。鞄の基礎講座はもとより経営者目線を加味した鞄作りを一から学ぶことが出来る。現場でバリバリ活躍されている方が講師となり、プロと同じ機材を使って講習を受けることが出来るまさに鞄の産地でしか出来ない充実した内容だ。当スクールは募集を開始しており、ものづくり、鞄作りに興味がある人はぜひトライして欲しい。
 「Toyooka KABAN Artisan Avenue」が出来るエリアには既に、アートフィアー、アトリエNUU、鞄工房「嘉玄」など素晴らしいショップが出来ている。観光に城崎温泉に来られるお客様が立ち寄っていただける新しいスポットとしても注目のエリアとなる。豊岡市中心市街地が製造、教育、大交流の一大拠点として生まれ変わる、そんな期待を抱かせる大きなプロジェクト。完成した際にはぜひ一度足を運んでもらいたい。

温泉街ウオーキングのすすめ

2013/10/27 | 年年歳歳

秋祭りも終わり、一年で最も気持ちのいい季節となりました。ウオーキングや自転車でのツーリングに最高の季節です。旅行先でのウオーキングは旅の大きな楽しみのひとつ。城崎温泉にもウオーキングを楽しんでもらうのにぴったりのコースがあるのでご紹介したいと思います。まずは外湯巡り。七つの外湯を下駄(げた)履きで巡るだけでも楽しいので、気になった店をのぞきながら時間を気にせず歩いてください。文学好きな人には、町中にある24の文学碑を巡る文学散歩をお勧めします。文学碑は見つけにくいものもあるので、マップ片手にちょっとしたゲーム感覚でお楽しみください。1時間から2時間で歩けますし、裏道も歩くので路地裏で新しい発見があるかも。
 地元の人もよく歩くのが、温泉寺までの参道です。「城崎温泉ロープウェイ」の中間駅にある温泉寺まで歩いて登ります。樹木の中を歩いて行くと空気も奇麗でとても気持ちいいですよ。ジョギングが好きな方は朝走って登ると気持ちいいかもしれません。
 もう少し時間をかけて本格的に歩きたいという方は、玄武洞まではいかがでしょうか。途中、戸島湿地を見て、円山川や田園風景を眺めながら往復5キロの道のりです。アップダウンも少しありますが、運が良ければ大空を舞うコウノトリを見ることが出来ます。山歩きにチャレンジしたいという方は来日岳(くるひだけ)登山をお勧めします。標高567メートルの山で、ふもとの来日のバス停まではバスかタクシーで。登山口から山頂までは1時間40分程度です。山頂から見る景色は最高で、山陰海岸、円山川を一望できます。来日岳の雲海は地元では有名で、10月下旬から11月上旬の早朝に楽しむことが出来ます。来日岳の山頂から見る雲海は本当に素晴らしく天空の城・竹田城跡の雲海にも負けません。雲海を見ることが出来るのは山頂との温度差が7度以上で日の出は5時半から6時ごろ。紅葉もとても奇麗なので早朝でなくても楽しめます。
 自転車で回りたい人は駅前の旅館案内所でレンタサイクルを。通常の自転車の他に電動アシスト付き自転車もあります。昨年9月には山陰海岸ジオパーク・コウノトリチャレンジライドin但馬というツーリング大会も行いましたので、ご自分のロードバイクで本格的にロングライドを楽しみたい方にも素晴らしいコースがあります。最高の季節に気持ちのいい旅をお楽しみくださいませ。

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