年年歳歳

地方にビジネスチャンスが

2014/12/14 最終更新日:2015/07/04| 年年歳歳

新しい会社をつくる、新規事業をスタートするというと、都会のIT産業の話で地方に住む私たちには関係ないと勝手に思い込みがちであるが、環境の変化により地方に新しいビジネスの芽が生まれてきているのではと思っている。食の安全や健康志向の高まりで国産の農産品が注目されてきた。海外からのお客様も京都や東京だけでなく、日本の原風景を求めて地方に足をのばし出した。富裕層の消費性向も名より実が基準となり、高い技術力を誇る商品であれば有名ブランドでなくても売れる時代になってきた。インターネットの普及で、情報発信から販売までどこに住んでいても出来るようになってきて、農家の奥さんが丹精込めて作ったジャムが1個からでも販売できる時代がやってきたのだ。
 「コウノトリ育むお米」は農薬や化学肥料にたよることなく栽培する高い品質が評価され国内はもちろん海外でも高い値段で取引されるようになった。圧倒的な商品開発力を誇る豊岡鞄(かばん)も、業界の人が知っている豊岡鞄から、誰でも聞けばその価値がわかる豊岡鞄に変わりつつある。浴衣で外湯巡りをする城崎温泉はミシュランガイドをはじめ海外から高い評価を受け日本を代表する温泉地として認知されてきている。自分たちの仕事を真面目にコツコツやってきたことが評価されて、ちょっとしたきっかけで大きなビジネスにつながる地盤が出来てきたのだ。
 養父市が農業分野で国家戦略特区に認定されたことをきっかけに「但馬・養父6次産業化支援ファンド」が設立された。農業・水産業など第1次産業が食品加工(第2次産業)や流通・販売(第3次産業)にも主体的・総合的にかかわっていき付加価値を高めること(6次産業化)により、新商品が生まれるのではと楽しみにしている。松葉蟹(がに)、但馬牛はすでに全国区だが、他にも全国で売れるだけの商品力のある産品はいっぱいある。自分たちが思っている以上に豊岡は大きな可能性を秘めている。
 ただ今までと同じ見方をしているだけではせっかくのビジネスチャンスを逃してしまう。他業界の人と一緒に、または他地域の人と一緒に考えることにより自分たちの商品が持っている本当の価値に気が付くかもしれない。今なら国や行政のバックアップもあるのだから、思いきってチャレンジしてビジネスチャンスをつかんで欲しい。何より自分たちの商品や地域に自信を持ち本当の価値に気付くことが一番大切かもしれない。


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